前回に引き続き,今回も理学療法士国家試験勉強についてです.
今回は,参考書についておすすめのものを紹介させていただきます.
※必修ポイントの2021年版が発売されました!そちらのリンクも紹介させていただきます!(2020/06/07追記)
クエスチョン・バンク
PT専門問題用
PTOT共通問題用
PT専門問題と,PTOT共通問題などの国家試験の仕組みについては前回の記事をご覧ください.
なんと言っても,最も売れている国家試験対策本であるというのが特徴でしょう.
やたら語呂合わせが多いことも有名です.(かなり無理矢理なものもある)
メリット
・問題の厳選を行っているため,全く同じような問題を何度も解くことにならない.
実はこれ,国家試験の勉強をしているとわかってきますが,数年おきに全く同じ問題が出題されているということが結構あります.
この後紹介する必修ポイントでは,そのあたりの厳選があまり行われていないため,何度本木すぎて,問題と答えをそのまま暗記してしまったというケースもあります.
デメリット
・解説や図が微妙なところがある.
・必要以上に解説を盛り込んでいるため,情報量が多すぎて一周するのに非常に時間がかかる.
・過去問のみしか掲載されていない.
必修ポイントシリーズ
2021年版!
赤と黄色がPTOT共通問題です.
私が使った参考書です.
メリット
・分野別にまとまっている.
・解説と問題の流れがわかりやすい.
・巻末にオリジナル問題がある.
デメリット
・冊数が多くやや高い.
国試の達人シリーズ
解説部分と問題部分が完全に分かれていることが特徴です.
上記の2つに比べて人気は低い印象です.
私の周りでは使っている人はいませんでした.
メリット
・問題だけを集中して解くことができる.
デメリット
・解説の部分は演習なしに理解して進めていかなければならない.
参考書の選び方
結局どのように参考書を選べばいいのか困っている人が多いと思いますが,どの参考書を選んでも国家試験合格レベルの学力は身につきます.
とはいえ,参考書によってやはり進めやすさや進行度合いに差が出るのではないかと思うかもしれませんが,参考書による差より,勉強法による差が多いです.
そのため,参考書自体がしっくり来るのかどうかで考えれば良いと思います.
差はあまりないものだと考え,後押しする理由が何かしらあるものを選べばいいと思います.
・先輩がよく使っていた
・周りの友達が使っている
・学校の先生におすすめされた
などの理由が決断を後押ししてくれるのではないでしょうか.
ただ,安い買い物ではないので,買う前には必ず軽く目を通すようにしましょう.
養成校には紹介した参考書は大体図書館や資料室にあるはずです.
しかし,なにはともあれこれだけは手に入れておきたいという本が1冊だけあります!!
絶対にこれだけは手に入れよう!!
理学療法士 作業療法士国家試験問題解答と解説2020
この本です.
内容は,過去5年分の国試の問題と解説が載っているだけです.
それで7000円弱とは相当高いと思うかもしれませんが,この本の素晴らしいところは,過去10年分の国家試験の問題と解答・解説を網羅しているCDソフトが入っていることです!!
このCD,バケモン級です.
過去問を得スピードが上がることはもちろん,自分が解いた問題とその正答率を記録してくれるため,苦手な部分だけ復習することもできますし,出題範囲を分野ごと(解剖学・薬理学・整形疾患など)に絞って解くこともできます.
このCDさえあれば,上記の参考書はどれを選んでも大差ないです.
私はこのCDを使って超高速で過去問を周回して,そのおかげであっという間に点数が上昇しました.
このCDソフト,1つだけ問題点があるとすれば,Macでは使えないということです.
私はMacユーザーですが,このCDを使うためだけに友達にお願いしてWindowsを短期間借りさせていただきました笑.
それほどの価値のある本なのです.
まとめ
・クエスチョン・バンク,必修ポイント,国試の達人,どれを選んでもさほど問題はない.
・理学療法士 作業療法士国家試験問題解答と解説2020は必ず手に入れましょう.
ぜひ,皆さんの国家試験勉強本を選ぶ際の参考にしてみてください!!